感情的にならない 気持ちの整理術

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書籍

著者 和田秀樹

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学心理学科教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。

1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。

はじめに

最近、感情をコントロールできず、不機嫌になっている人が多いような気がしませんか? その証拠に、「感情を整える」「感情をコントロールする」「感情的にならない」テクニックを扱った書籍やセミナーは、世の中にたくさんあふれています。それらを見ていると、感情的になるのはよくないことであり、修行僧のように心を乱さない境地を目指すべきだと思われるかもしれません。

実をいえば、私自身どちらかというと感情的な人間です。とくに、せっかちで、ちょっとしたことでイライラする傾向があります。たしかに、感情的になりやすいのは事実ですが、感情に振り回されて失敗することは少ないように思います——

本書では感情的に行動すると、どんなデメリットがあるのかがよくわかる内容になっています。感情はなくすことはできませんが、コントロールできるようになると人生のトラブルが大きく減ることになります。

感情をコントロールするテクニックを学ぶことは、人生においてとても重要なことです。明るく楽しく幸せになるために、ぜひ本書を読んでみることをおススメします。

本書の中で僕自身が大事だと思う3カ所を紹介します。

「自分を愛する気持ち」を持つ

ごきげんで毎日を過ごすための一番のポイントは、「自分を愛する気持ちを持つ」ことです。自分を愛する気持ちは「自分はこのままでも大丈夫」という安心感につながり、将来を過剰に心配したり、不安視したりすることがなくなります。同時に、「もっと自分を成長させよう」という前向きな気持ちで行動することもできます。では、どうすれば自分を愛することができるでしょうか? 自分を愛するためには、「今の自分は満ち足りている」と感じる必要があります。日常的に、細かなことに対して「満ち足りている」「幸せだ」と感じるようにしましょう。

自分を愛することで、毎日をごきげんに過ごすことができるようになるうという。自分を愛することができているとき、不平や不満は感じない。

逆に、自分を愛せないときは、悲観的なもののみかたになる。自分に自信を持つことができなくなるし、不安な気持ちでいっぱいになる。

だから、自分を愛する気持ちを持つことが大事かがわかる。

人との距離感を近づけすぎない

私たちが「めったに会わない人」と会うのが楽しいのは、時間的な距離感が、「懐かしい」という感情を起すからです。つまり、「距離感」は人間関係を良好にするための大きな要素だといえます。

どんなに仲のよい友人であっても、毎晩同じ部屋に寝泊まりをしていたら、お互いイヤな部分が目につき、イライラすることもあるでしょう。お互いにイライラが募り、ケンカに発展してしまうかもしれません。

しかし、ほどほどの距離感を置いて付き合えば、気持ちのよい関係を保つことが可能です。瞬間的にイライラしても、離れている間に冷静になり、気持ちを落ち着かせられるからです。

人間関係は距離感が大事。近すぎるとケンカになるし、遠すぎると寂しくなる。ほどほどの距離を保つことができるようになるとトラブルも減ります。

僕自身、近すぎる関係のためにケンカ別れしたことは何回もある。だから自分と仲のいい人とは少し離れた関係を保ちたいと思うようになった。ちょっと離れているけど会えば楽しいというのが理想的だと思う。

あるいは、近づき過ぎたら少し離れてみる、というのも意識するようにしている。

他人のことを褒める

他人の悪口を言う人は自分に自信がない人です。他人を批判することで、自分のほうが優れていると思いたいのです。ごきげんな人は、他人のことを積極的に褒めます。心に余裕があるから他人を褒められるのです。

居酒屋などで同僚と上司の批判をする暇があったら、お互いに褒め合えるような人を見つけましょう。褒め合うことで、お互い成長できます。仕事でも成功するので、他人を褒める心の余裕がさらに生まれるのです。

他人を批判することはとても簡単だけど、褒めることは難しい。心に余裕がないと他人を褒めることはできない。他人を批判すると自分のほうが優れていると思えるが、それはただ自惚れているだけだ。

僕自身はよく自惚れてしまうことがあるので気を付けなければならないと思う。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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