要約
仏教では怒りを瞋恚という
「怒らせたお前が悪い」
→ 怒った本人が悪い
→ 怒らせたお前が悪いとは怒りを正当化している
→ モラ夫 モラ妻 DV男の典型的な言葉
結婚生活で妻の言動が気に入らないと夫が延々と怒る それは逆効果
→ 妻の欠点を延々と批判することに何の意味があるか
→ 夫の責任もある 夫自身が行動を改めなければならない
「お前のために言ってやっているんだ」
怒りから離れるためには反省が必要なのに、怒りを正当化している
→ お前のために言っているんだという人の9割は自分のために言っている
仏教で怒りとは欲が邪魔されたときおこるものと教えられる
→ 自分の期待していた欲望や願望が、その人の何かによって邪魔されたときや自分が満たされなかったときに怒りが湧く
あなたのために言っているではなく私の言う通りになって欲しいだけ
「ガツンと言ってやらないとわからない」
声を荒げて言わないということを聞かない 怒りをもっていうことを聞かせようとする
→ 怒りを正当化している
→ 声を荒げて言うことをきかなかったら、殴る蹴るで言うことを聞かせようとする
力で人を動かすのではなく心で人を動かさなければならない (勝海舟)
教えで人を動かさなければならない (高森顕徹)
感想
怒りを正当化する人からは離れなければならない。怒りとは自分の欲が邪魔されたときにおこるもの。自分の思い通りにならないとき怒りがわく。
僕自身も普段の生活の中で、腹が立ったり怒りたくなるときがある。そんなときはやっぱり自分の思った通りにいかないときが多い。何でそんなことをするんだ、とか、普通ならこうするだろう、こうするのが当たり前なのに、などと思うことがある。自分の中では当然のことだから相手もそうするのが当然だという気持ちがある。しかしそれは自分勝手というもので、相手の考えを無視している。自分中心の考えになっていると反省しなければならない。
仏教では自分の思い通りにしたいという気持ちは欲といい、欲が邪魔された時に怒りがわくと教えられる。欲も怒りも煩悩の中では代表的なものなので三毒の煩悩と言われる。
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