夫婦とはお互い忍辱の行をする間柄

要約

夫婦生活は長い会話である  (ニーチェ)

上手くいっている夫婦の話し方

① 否定から入らない

15分間の夫婦の会話を聞けば、その夫婦が4年以内に離婚するかどうかが85%の確率でわかる  (ジョン・ゴッドマン教授)

夫婦の会話の中で、どうして〇〇できないの、と相手を否定する言葉 

お前だって○○じゃないか、と否定に否定で返す言葉

最初から否定する言葉をいうと上手くいかない

上手くいっている夫婦の話し方

② 会話する時間を取る

上手くいかない会話は生返事 聞いているのかいないのかわからない会話

スマホ見ながらの会話はダメ

相手の顔を見て会話することが大事 会話する時間をあえて設けることが大事

上手くいっている夫婦の話し方

③ 最善がダメなら次善

自分がこうしたいことでも、相手がダメなら次の方法を提案する 最善とはその人の主観だから押し通そうとするとケンカになる

仏教では忍辱が大事だと教える

忍辱 = 忍耐

夫婦とはお互い忍辱の行をする間柄で、お互い譲歩が大切

和するを以て貴しとする  (聖徳太子)

→  忍耐によって和はできる

感想

夫婦が上手くいくためには相手の意見を否定せずしっかりと会話をすることが大事。否定されるとこの人とはもう話しをしたくないと思うし、否定を否定で返す悪循環になってしまう。

夫婦というのは一番距離の近い人間関係になる。距離が近い分相手の嫌な面も見えてしまう。だからこそ距離を置いたほうがいいと思う。あえて距離を置くことで相手と良い関係を築く。距離を置いたら冷たくするのではなく、距離を置くことで優しくすることができる。シャンソン歌手で俳優でもある美輪明宏は、親子であろうと、兄弟であろうと、夫婦であろうと、他人であろうと「腹六分」で付き合うべきだといっている。この考え方はとても共感する。近すぎる関係というのは長くは続かないし、ケンカ別れになりやすい。

仏教では忍耐が大事だと教えられる。忍耐はお釈迦さまが薦める善い行い、六度万行の一つの中にある。忍耐は苦しいが、忍耐をすれば善い結果になる。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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