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映画予告
映画監督 ヴィム・ヴェンダース
ミュンヘン大学在学中に何本か短編映画を作り、卒業制作で「都会の夏」を発表。その後ニコラス・レイ監督のアシスタントを務め、「ゴールキーパーの不安」、「まわり道」などを発表。77年の「アメリカの友人」がヒットを収めると、彼を評価したコッポラが「ハメット」の監督に抜擢。だが、ハリウッドのやり方やコッポラと折があわず、作品は失敗。84年の「パリ、テキサス」でロードムービーを代表する映像作家として評判になり、87年の「ベルリン、天使の詩」で独特の映像感覚を発揮した。他に、「夢の涯てまでも」、「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース」、「エンド・オブ・バイオレンス」などがある。
感想
映画は最初に主人公が荒野を一人歩いているところから始まる。髭は伸びっぱなしで、服装はよれよれになっている。話しかけられても答えない。いったいこの男に何があったんだろうと心配にさせられる。
主人公は病気で治療するが、助けにきた弟がきても黙っている。何かショッキングな出来事があって心を閉ざしてしまったのかと思わされる。
しかし、次第に弟に心を開いていく。弟の家には弟の妻と主人公の息子が住んでいた。そこから主人公は生きる力を取り戻し、妻を探しに行くことを決意する。
息子との再会、そして妻を探す旅をして妻とも再会する。心の距離が離れてしまってしても、再会すると嬉しい気持ちが伝わってくる。過去につらい出来事があっても時がそれを癒してくれる。
夫婦のあいだでお互いを憎み、一度別れたらもうそれっきり会わなくなる人は多いだろう。しかし、映画では主人公は妻に向きあいます。拒絶される恐怖もあったと思う。自分の弱い心に負けなかった。
妻に正面から向き合った主人公の思いは届きます。そこがとても感動的でした。
本作はロードムービーの傑作だと言えます。

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