要約
万教帰一 → 分け登る、ふもとの道は異なれど、同じ高嶺の月を見るかな
運命は何によって決まるか
仏教(釈迦) 自分の行いによって決まる
キリスト教(イエス) 神が決める 神の力
イスラム教(ムハンマド)神が決める
→ すべての宗教は同じではない
親鸞聖人は他の宗教を批判したり他の宗派を批判されてるところがある
九十五種世をけがす 唯仏一道きよくます
自力聖道の菩提心 こころもことばもおよばれず 常没流転の凡愚は いかでか発起せしむべき
もししからば、南都北嶺にもゆゆしき学匠たち多く座せられて候なれば、かの人々にもあいたてまつりて、往生の要よくよく聞かるべきなり (歎異抄)
感想
すべての宗教は同じであるというのは間違いだった。僕自身もどの宗教も似たようなもので、根本的なことは同じなのだろうと思っていた。道徳的なことに関して、例えば慈悲や愛は言葉の違いであって同じことをさしている気がしていた。
しかし、仏教とキリスト教やイスラム教とは明らかに違っていた。運命が何によって決まるのかという点において、仏教では自分の行いだと説かれるのに対して、キリスト教やイスラム教は神の力だと説かれる。
親鸞聖人も仏教以外の宗教では救われないといわれている。しかも聖道仏教ではなく浄土仏教でなければ救われない。
これは仏教を正しく勉強しないと分からないことだ。少しかじったぐらいの人だと明確な違いに気づくことができない。僕自身もまだまだ勉強が足りないと実感させられた。
改めて仏教と他宗教の違いが分かったし、仏教ってやっぱり面白いと思った。
まだまだ仏教の底は深い。
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