御同行、御同朋とは

要約

離合集散は利害による

「苦難と不幸のとき初めて、友人が友人だと分かる。明るい幸福の日々だけ続く友情が、何の役に立つものか!」 (李白)

仏教では善友、法友という

釈迦の十大弟子のなかで舎利仏と目連は善友だったと有名

親鸞聖人は聖覚法印という善友がいたから法然上人に出会うことができた

また、親鸞聖人は弟子を一人も持たなかった。慕ってきた人たちを御同行、御同朋といい、兄弟友達だと言われた。

感想

仏教での友達の定義、とりわけ親鸞聖人の言われた御同行、御同朋という言葉はとても新鮮だった。信心決定までの道のりは皆同じ道を行く。だから御同行という。御同行とは兄弟友達という意味をもっているのは面白い。

親鸞聖人が師弟関係を認めなかった。世間一般的な価値観とは違う。横並びの関係を築いていた親鸞聖人はやっぱり類を見ない人物だ。

御同行、御同朋とはとてもいい言葉だと感じた。

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