他力本願とは他人の力を借りるのではない

要約

他力というは、如来の本願力なり  (親鸞聖人)  

如来 = 阿弥陀仏

有情 = 親 家族 友達 他人  

非情 = 自然の恵み

→  有情、非情を他力と誤解している人が多い

無明長夜の闇を破し衆生の志願をみてたまう  (親鸞聖人)

無明長夜 = 無明の闇 後生暗い心 死んだらどうなるかわからない心

無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり  (親鸞聖人)

阿弥陀仏  = 無碍光如来

無碍の光明 = 阿弥陀如来の本願

他力というのは無明の闇を破る力

衆生の志願 = 破無明闇 絶対の幸福 人間に生れて良かったという心

感想

他力本願というと他人の力を借りることを指すのだと思っていたが、そうではない。本当の意味は如来の本願力という意味だった。

他力というのは、無明の闇、つまり死んだらどうなるかわからない心を破る力のことだという。仏教の教えを聞かないと絶対にわからない意味だ。

僕自身は死んだらどうなるかと考えたことがあったが、答えなど出なかったし、たぶん天国なのかなと思う程度だった。仏教では、死んだらどうなるかわからない心を真正面から向き合った。そしてその解決こそが人生の目的だと説かれる。

正しく仏教を伝える善知識に会わなければずっと誤解したままだっただろう。

善知識に会うことは難しいと言われる。出会えたことに感謝。

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