すべての物事は因縁生である

要約

神 Creator 創造主 万物は神がつくった → キリスト教 イスラム教 ユダヤ教

仏教 → 一切法は因縁生なり 万物は因縁がつくった 無始無終

神の力だと思われていた雷、火山は今では原因がわかったため、神の力ではなくなった

仏教 六道輪廻 → 天上界 人間界 修羅界 畜生界 餓鬼界 地獄界 これらは神がきめたのではない 自分の業によって決まる

キリスト教 イスラム教 ユダヤ教では → 運命を司るのは神が決める

仏教では → 業が運命を決める  

万教帰一 すべての宗教は同じであるという考え方 

神と仏は違う

感想

キリスト教やイスラム教の神、創造主がすべてをつくったといわれるのは聞いたことがある。ところが仏教では万物は因縁がつくるといわれる。始まりもなければ終わりもない、無始無終という言葉を初めて知った。すべては原因があり結果があるという考えは、とても合理的である。

神の仕業と思うときは、今起きている現象の原因がわからないときによく使う。けれどもその現象には必ず原因がある。現代の知恵ではその原因が何かつきとめられないということにすぎない。

神の仕業は未来になれば神の仕業ではなくなることが多い。それに比べて仏教の因縁生という教えは昔も今も未来も変わることがない。三世十方を貫く教だ。それがわかると、神という存在もいずれなくなることだろう。

仏教とはとても合理的な教えで、時代や場所に影響されない、唯一の教えだ。

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