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主演 三船敏郎
三船敏郎(みふね としろう、1920年4月1日~1997年12月24日)は、中国・青島生まれの日本の俳優。
1947年に東宝の映画『銀嶺の果て』で俳優デビュー。翌1948年には黒澤明監督の『醉いどれ天使』に出演し、注目を集めた。
その後も黒澤明監督の『羅生門』(1950年)、『七人の侍』(1954年)、『蜘蛛巣城』(1957年)、『用心棒』(1961年)、『椿三十郎』(1962年)など、数多くの名作に出演した。
『用心棒』と『赤ひげ』(1965年)では、ヴェネツィア国際映画祭の男優賞を受賞。日本を代表する映画俳優として国際的にも高い評価を得た。
1963年には三船プロダクションを設立。海外作品にも活動の場を広げ、アメリカのテレビドラマ『将軍 SHŌGUN』(1980年)などにも出演した。
あらすじ
江戸時代の小石川養生所。長崎で蘭学を学んだ若い医師・保本登(加山雄三)は、幕府の御典医になることを望んでいたが、意に反して貧しい人々を診療する養生所で働くことになる。
そこには「赤ひげ」と呼ばれる所長の新出去定(三船敏郎)がいた。厳格な赤ひげの指導に反発する保本は、養生所での仕事を拒み、医師としての将来に不満を抱いていた。
しかし、養生所には病気だけでなく、貧困や家庭の事情など、さまざまな苦しみを抱えた患者たちが訪れる。
保本は赤ひげの診療や患者たちとの出会いを通じて、次第に医師としての役割や人間の命と向き合うことになる。
感想
主人公の青年を加山雄三が演じ、青年の先生赤ひげを三船敏郎が演じている。小石川養生所を舞台にさまざまな病気を抱えている人や、死を前に床に伏している人たち、夫婦喧嘩で逃げてくる母子、母親に虐待されていた娘や盗みをはたらく子どもなどとの交流が描かれている。
小石川養生所の所長赤ひげは、ぶっきらぼうだが優しい性格の持ち主で患者からは慕われている。主人公の青年ははじめは赤ひげに反発していたが、一緒に仕事をするうちに赤ひげのことを尊敬するようになる。その過程がとてもうまく表現されている。
小石川養生所に来る人は、皆苦しい過去を背負っている。患者の人生の過去を知ると、あまりにも辛く苦しすぎて同情してしまう。「人生は苦なり」、というお釈迦さまの言葉が心に深く突き刺さる。
貧しくても患者に真摯に向き合う赤ひげの姿に心をうたれる。あんな先生が現実にもいたらいいな思わされるくらい、魅力的だった。
三船敏郎の演技は高く評価され、第26回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞している。
この映画は人間のヒューマニズムを感じさせるとても感動的な作品です。観終わった後は心が温かくなり、頑張ろうという気持にさせてくれます。
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