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悩んでいるのは、あなただけじゃない。このことで悩むのは、おかしくない。それをお伝えしたくて、この本を書きました。 こんにちは。心理カウンセラーの小野美世です。夫婦関係や恋愛パートナーシップ、そして性のことなどをテーマに活動しています。私のもとへカウンセリングにいらっしゃる方の多くは20代~50代の女性で、ご相談の内容は主に、夫婦不仲に関する悩み、具体的にはセックスレス、夫に対する生理的嫌悪感、婚外恋愛(不倫)などです。

本書の著者、小野美世。パートナーシップと性のカウンセラー。愛知県生まれ。京都在住。2児の母。結婚前に経験したセックスレス(拒否される側)の悩みを機に、カウンセリングの世界と出会う。2013年、心屋塾認定講師となり、性・セックスレス・夫婦関係などのカウンセリングやセミナーを行っている。
夫婦関係のなかで相手に対して否定や攻撃をするようになってうまくいかなくなったケースがある。それは女性のほうが、自分よりも器用にいろんなことができる夫に支配されたくないという気持ちが潜んでいた。夫にバカにされたり支配されたりする前に、自分が夫を支配・コントロールしようとして「でもさぁ」「それは違うんじゃない?」と言っていた。 相手を否定すると相手からも否定されてしまう。これは夫婦に限らずいろんな人間関係のなかでいえることだと思う。だから自分が一歩下がって負けることが大事だという。負けるには忍耐が必要だが、いい関係をきずくために耐えなければならない。仏教では忍耐を忍辱といい、幸せになることのできる六つの行い六度万行の一つに数えられる。
セックスレスについてパートナーと話し合うときにも「負けを覚悟で」向きあうことが有効だという。「恥ずかしくても、自分の本当の気持ちを相手にさしだす」「そのためにもセルフケアが大事」「相手の反応は相手のもの」「相手をコントロールしない」「相手の意見も聞いてみる」ということに大きな効果があるという。そのためには夫婦が日常的に親密感のある会話をしていることが必須であり、温かい会話がないのにセックスの話だけではうまくいかない。仏教では相手に優しくすることを布施といいまた話しを聞くことも布施になるという。布施も幸せになる行い六度万行の一つであり実行することで幸せになることができる。

浮気はなぜ起こるか? 浮気の基本原則というものがある。「自分はこういうものを欲しているのに、パートナーとの間にはそれがないと思った」「パートナーに求めても得られないと思った」「この先もパートナーからもらえないと判断した」——その求めても得られない「何か」を、パートナー以外の誰かに求めるということだ。浮気をした夫は他の女性で補っている「何か」とは本当は妻から欲しかったもの。求めても得られない苦しみ、これを仏教では求不得苦といい四苦八苦のなかの一つに数えられる苦しみだ。
本書では他にもさまざまな夫婦の悩みが紹介されている。夫婦関係で悩んでいる人がいればぜひ読んでみることをオススメをする。
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