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幸せになりたい。そう思ったら、まず、タネをまきましょう。 アサガオの種をまくと、アサガオの花が咲きます。スミレの種をまくと、スミレの花が咲きます。ヒマワリの種をまくと、ヒマワリの花が咲きます。まいた種に応じて、花が咲くのは自然の法則なのです。同じように、幸せのタネをまくと、幸せの花が咲きます。あなたは、幸せのタネと、不幸のタネ、どちらを多くまいていますか。「どうせ、私はダメだから」「どれだけ苦労しても報われない」「誰もわかってくれない」と嘆いている人は、幸せになりたいのに、幸せのタネよりも、不幸のタネを、多くまいてしまっているのかもしれません。

「どんな結果にも必ず原因がある。原因なしに起きる結果は一つもない」 この考え方が仏教に教えられていることを知っている人はあまりいないだろう。どちらかといえばビジネスの世界や学問の世界にある考え方のように感じる。僕自身もそう思っていた。どうしてこんな結果になったのかがわからないということがある。それは原因がわからないのであって、原因がないのではない。そこを履き違えてはいけない。幸せになったときも、不幸になったときにも原因がある。そのことを教えてくれるのがこの本だ。

また、この本の中には人間関係がうまくいく方法の一つとして相手の話に耳を傾けることが大事だと言われる。「相手の気持ちが少しでも分かれば、話を聞いてもらった人は、『自分の気持ちを分かってくれた』と喜び、あなたのことをとても好きになるでしょう」 話を聞くことで誤解が解けたり、心の距離が縮まることができるという。人は誰でも自分のことを分かってほしいと思う。共感してくれる人を求めている。少し話はずれるが、恋愛でモテる男性の要素の一つに「聞き上手」があげられる。女性はおしゃべりが好きだから、うまく話しを引き出したり、広げることができる男性は好意を持たれやすい。男性ばかりが話をするタイプだったら恋愛には発展しにくいだろう。
他にも、「親切をした相手にお礼や見返りの請求書を突きつけなくても、必ずまいたタネまきは巡り巡って、あなたのところに返ってくるのだよ」という。だから人に親切してお礼や見返りがなかったとしても後悔しなくていい。親切した相手ではなく巡り巡って違う人から親切が返ってくる。これを知っていれば親切はできるだけ多くの人にしたほうがいいことがわかる。とても心が勇気づけられる話だ。
本書は仏教の教えの根幹が教えられている。幸せになるタネが教えられていて、すぐにでも実践したいことばかりだ。仏教の教えの面白さが存分に披露されている。
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