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感謝しよう。 「ありがとう」と言おう! 感謝すると、人間関係がうまくいく。感謝すると、仕事がうまくいく。 自己啓発の本を開くと、必ずと言っていいほど、感謝の重要性について書かれています。では感謝すると、人間関係がうまくいく! ビジネスが成功する! という根拠や科学的データはあるでしょうか? 自己啓発書を読む限り、著者ひとりの体験であったり、自分の周りの知人、友人の数人の体験談だったり。「個人の体験」の域を出ないものが多いのです。あるいは「スピリチュアル」を基盤に、感謝を解説している本も多い。 一方で、本で読んだ通り「感謝している」「ありがとうを言うようにしている」……でも、ちっとも効果が出ない、という人もいるはずです。
そういう人は感謝の方法が間違っているのです。
感謝の念を持っているが、それを言葉で相手に伝えていない。「感謝の念がない」にもかかわらず、気持ちのこもらない「ありがとう」を、呪文のように唱える。それで、効果があるはずがないのです。

「感謝が多い人は、明るく、人当たりがよく、活動的である」という。それは確かにそうで、僕自身の周りの人でも「ありがとう」といえる人は明るい人が多い。それに性格が優しい。逆にこちらが親切をしても「ありがとう」と言えない人は人当たりが悪く、人付き合いが苦手な人が多い。僕自身も昔、人づきあいが苦手だったころは「ありがとう」とほとんど言わなかった。何かしてもらってもそれが当たり前だと思っていたし、「ありがとう」ということが気恥ずかしくて言えなかった。今では「ありがとうと」ということが相手にとっても自分にとってもいいことだと知っているから積極的にいうようになった。
感謝を実践しても効果がでない人の特徴とは「悪口やネガティブな言葉をたくさん使っている。悪口が多い人には、感謝の効果はでない」という。「『悪口』を1回言うと、『ありがとう』を3回言わないといけない」「感謝の効果を十分に出すためには『悪口』1回に対して、『ありがとう』を5回言う必要がある」 これは非常に難しいことだ。悪口を習慣にしている人にはおそらく衝撃的なことだと思う。日頃から自分のネガティブな言動を慎もうと思わされる。

人に親切にされると、親切をお返ししたくなる心理のことを「返報性の法則」といわれる。しかし多くの人が人に親切できない理由は、親切にしても「何も返ってこない可能性が高い」ので「人に親切しても、無駄になる。損をする」と感じているからだ。しかしこの本の著者は実験をした結果「与えたギブは、3倍以上で戻ってくる」だという。「親切やギブは、最低でも1年、できれ3年続けないと、大きな結果がでない」そのうえで「見返りを求めるギブ」は効果がないとも言えると結論した。見返りを求めずにただひたすら親切することは大事だが、なかなかできることじゃない。自分の心の中で葛藤がでてくるがそれを乗り越えて「見返りを求めないギブ」をできるようになりたい。
本書では「感謝とは何か」についてさまざまな角度から解析されている。感謝することでこんな効果があるのかと驚きや発見があること間違いなし。
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