ゼロヒャク思考を手放すには
その① 良い所を見つける
例えば、本を買ったとき100点か0点という問題ではないですね。ちょっと面白くなかったら0点にしてしまったらもったいない。その本の中で良かった点を見つけるようにしましょう。
たぶん、面白くなくても1個や2個は勉強になることはある。もしビジネスをやっている人が、本を読んで改善できたなら、何十万円、何百万円、何千万円の効果があるかもしれない。
だとしたら、一冊1500円の本を買ったことはメチャクチャお得になります。本にはそれくらい投資対策効果があります。
しかし、どんなに役に立つ本でもすべてのページが役立つということはありません。全体の中の1個か2個、とても良い本だったら10個くらい役立つところがあるかもしれない。なので100%すべてのページがいいわけじゃない。その本の中から良い所を選び出すことが大切です。
ゼロヒャク思考の人は、すごい良かったか、すごいダメだったのかの極端に陥りがちです。そうならないためには、具体的にここは良かったという所をみつけるようにすればいい。
本でいえば、本文の内容はそれほど気づきがなくても、目次の書き方が参考になることもある。目次の言葉が自分の商品のキャッチコピーに使えた、などそれだけでも役に立つということがある。
映画やドラマでも同じです。内容はそれほど面白くなかった場合でも、本編に出てくる会話は日常で使えるな、とか、あのシーンの景色が良かった、とかそれだけでも良かったところを認めることはすごく大事になる。
そうすることで自分のゼロヒャク思考が緩んできます。
他人についても同じです。あの人はダメな人とか、悪い人だとか全部ひっくるめて見るのではなく、こういう所はダメだけどこっちの面ではいいよねとか。
この仕事は頼むとできないけれどすごく人には優しい、など良い所を見てあげることがとても大切になってきます。
自分の人生に対しても同じです。自分の人生は、もうダメだ、とか、負け犬だ、敗者だ、と思うのはよくありません。誰しもダメなところはいっぱいあります。でもこういうところは良かったなという点は誰にでもあります。
人生の中で良かったこと、一日の中で良かったことを見つけるようにすることで、ゼロヒャク思考を手放すことができます。
その② 点数を付ける
今日は最悪な日だったという日があるかもしれない。そんなときは何点だったのか。100点中何点か考えてみる。そうすると不思議なことに0点ではないことに気付ける。
点数を付けることで客観的に0点か100点かではなく、80点のときもあれば、70点、50点、30点のときもあるとわかる。そうすることでゼロヒャク思考のように極端な考え方にならないようにできます。
その③ 学んだこと・成長したことを探す
目標が達成しないことや、思い通りにならないことがあるけれど、それをダメだったと思わないようにする。少しでも成長できたことを見ることができれば、ゼロヒャク思考から逃れることができます。
例えば、ビジネスで新商品が売れなかった場合、失敗だったと終わらせない。何が悪かったからうまくいかなかったかを話し合う。話し合うことで検証することができます。
それができると、次からそこを改善するれば売れなくなる状態を回避できます。うまくいかなかったことを経験しないと、なぜうまくいったのかが言語化できない。
だからある程度失敗というのは経験した方がいい。そのときの失敗を失敗で終わらせずに学びに変え成長することができれば、失敗も役に立つといえます。
感想
ゼロヒャク思考に陥らないためには、どんなことでも良かった所を見つけることが大事だという。それは他人に対してもいえることで、こういう所はダメでも他人に対して優しいところがあるという一面を見つける。そうすることで0か100かの極端な思考を緩めることができるという。
僕自身、人間関係でゼロヒャク思考になりやすく疎遠になってしまった人がたくさんいる。一度相手の嫌なところを知ってしまうと、よい関係を築くことができなくなってしまい遠ざけてしまう。100から0になるというゼロヒャク思考に困っています。
100じゃなくても70か60の関係を維持できるようにしていきたいです。
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