要約
ℚ 処理速度が73しかなく、話を聞いたり説明することが苦手です。仕事を速く処理することが苦手で仕事の速さを求められる場面でとても緊張してしまいます。アウトプットをすることで処理速度を速くできますか?
Ā 仕事の処理速度はワーキングメモリで規定される。ワーキングメモリは記憶の仮置き場で脳の作業スペース。たとえば、机があるとしたらパソコンと同じサイズの机で仕事をした場合、物が落ちたり本を乗せる場所もないので大変。大きな机で物をいろいろ乗せられると作業が捗る。作業スペースが狭すぎると捗らない。脳においても同じ。
・ 脳の作業スペースを広げると処理速度が速くなる。ワーキングメモリはほぼ前頭前野が担っている。前頭前野とは額のすぐ後ろ。前頭前野は脳の司令塔とも呼ばれる。集中力や記憶力など物事の判断を総合的に担っている。
・ 前頭前野の機能が下がれば、処理能力やワーキングメモリは下がる。ほんどの人は脳疲労で、原因はスマホの使いすぎ、睡眠不足、運動不足、昼夜逆転(不規則な生活)。メンタル疾患の人は前頭前野の働きが下がっている。ぼーっとする時間がないと脳が疲れてしまう。
・ 睡眠は7時間以上とる。睡眠不足やスマホの使いすぎで本来の能力を発揮できていない。ワーキングメモリを高める方法で一番いいのが運動をすること。運動直後からワーキングメモリが回復する。運動をすることでBDNF(脳の肥料)という頭をよくする物質が脳の中にでる。

■ 頭を良くする方法 ベスト3
ベスト① アウトプットする
・ 多くの人は勉強をインプットだと思っている。学校の勉強もインプットしていると勉強している感覚になる。しかしアウトプットしないと記憶に残らない。2週間に3回アウトプットすることで脳が情報を重要だと認識して記憶に残す。
・ どれだけ頭が良い人でもインプット中心の勉強では効果が薄い。正しい勉強法とはインプット3:アウトプット7。教科書を覚えるのがインプットで、問題を解く、人に教える、試験を受けることがアウトプット。インプットアウトプットを繰り返すことが頭を良くなる一番重要なこつ。
ベスト② 整える
・ 脳・体・心を整えること。うつ病の患者は頭がぼーっとしていて何も考えられない。覚えることもできないし、学校の勉強も手につかなくなる。整っていない状態は脳のパフォーマンスが下がる。睡眠不足、運動不足、不規則な生活、この三つが整っていない典型的な状態。だから7時間以上眠る、1日20分以上の運動、朝の散歩を5~15分行う。
ベスト③ 運動する
・ 頭が良くなることを多くの人は記憶力が良くなることと思っている。同じ勉強をしても頭の回転が速くなることを想定している。そのために必要なものが有酸素運動。有酸素運動をするとBDNFという物質がでる。BDNFは脳の肥料のようなものでBDNFがでると、脳の神経が活性化しシナプスの結合がよくなり、新しい記憶の細胞の発生を促す。
・ 30~45分の汗を流すような運動をすればBDNFはでる。また10分ほどの軽い運動でもでる。
■ 最も効果のある回復法ベスト3
ベスト① 睡眠
・ 疲れたときに最も疲れをとる方法は睡眠。多くの人は仕事で疲れた後に夜遅くまで飲みにいったり、カラオケをする。疲れが溜まっているとアドレナリン(興奮)でごまかそうとする。それで睡眠が削られて余計にストレスが溜まる。疲れているときは睡眠がいい。
ベスト② 入浴
・ お風呂に入ると疲れがとれる。寝る90分前の入浴が睡眠によい。入浴で成長ホルモンの分泌を促してより深い睡眠に入って疲労回復する。
ベスト③ 運動
・ アクティブレスト(積極的休養)とは疲れているときほど運動すること。運動すると成長ホルモンがでる。30分の有酸素運動で成長ホルモンがかなりでる。成長ホルモンが体の回復を促してくれる。
・ デスクワーク疲れの肩回りの凝りや首回りの凝り、などの部分的な筋肉疲れは成長ホルモンがでることで癒される。運動してお風呂に入って寝るとすごい深い睡眠に入ることができ疲れがとれる。

感想
頭の回転を良くするためには脳・体・心を整えることが大事だという。そのために睡眠・運動・朝散歩をすること。僕自身も生活に散歩を取り入れているが、散歩をするようになってから頭が良くなってきたと感じる。散歩をすることでBDNFという物質が脳内にでることを知っていたので、散歩を継続する楽しみになっている。また、散歩をすることでポジティブにものごとを考えらえるようになった。性格自体が明るくなったように思う。
スマホの使いすぎは脳疲労になると聞いて、気を付けなければならないと思った。ついスマホを見る癖がついているので、なるべくぼーっとする時間を増やしていきたい。
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