苦しみの原因は煩悩ではない

要約

流転輪廻とはゴールなき円周トラックをぐるぐるまわっているようなもの

→  流転輪廻の輪からどうしたら抜け出せるか?

お金 名誉 地位 結婚 子供 家族 才能 美貌

→  これらを得ても流転輪廻からは抜け出せれない

田無ければまた憂いて田有らんことを欲し、宅無ければまた憂いて宅有らんことを欲す。田有れば田を憂い、宅有れば宅を憂う。牛馬、六畜、奴婢、銭財、衣食、什物、また共にこれを憂う。有無同じく然り。  (お釈迦さま)

→  流転輪廻から抜け出せられないのは煩悩のせいか?

三毒の煩悩

→  欲 欲によって不平不満が生れる 執着してしまう

→  怒り 思い通りにいかないと怒りがわく

→  妬み 嫉み 友達が出世すると苦々しく思う 勝るを妬む

苦しみの原因は煩悩なのか?

→  煩悩はなくすことができない 人間とは煩悩熾盛の衆生

→  苦しみの原因は煩悩ではない

真の知識にあうことは 難きが中になおかたし 流転輪廻のきわなきは 疑情のさわりにしくぞなき  (親鸞聖人)

→  疑情 = 無明の闇

感想

流転輪廻とは同じところをぐるぐる回っていることだという。人生に必要なお金や名誉、地位、その他にもこれがあったら幸せだろうというものを得てもゴールがないといわれる。

お釈迦さまのいわれるとおり、無ければないで悩み、有ればあったで悩みがでてくる。これを有無同然という。人間は煩悩の塊だから悩みがなくなることはない。

苦しみの原因は煩悩ではないといわれる。苦しのみ根元は無明の闇だという。

無明の闇とは後生暗い心ともいわれ、死んだらどこにいくのかはっきりしないことをいう。仏教では無明の闇を破ることが人生で一番大事だと説かれる。

無明の闇を破ることができれば、人生のゴールが決まるということだ。流転輪廻から抜けだすことができる。

どうすれば無明の闇を破れるかというと、仏法は聴聞に極まるといわれる。

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