職場の問題だいたい人間関係説

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要約

■ 「職場で問題になっている人」の対処法

ℚ 上司が変わり仕事を把握していなくて、指示がだせずパートの私は困っています。どうすればいいですか?

Ā どうもしなくていい。新しい上司がうまく指示を出せなくて困るのは、あなたではなく上司のはず。

・ あなた自身が困っているが、一番困るのはうまく仕事をこなせない本人。あなた自身が困ってもしょうがない。本人が困れば、なんとかしようという気持が湧く。

・ 本人が大失敗をすれば、マズい状態だと気づける。問題がある人が職場にいた場合、周りの人が一生懸命やると当事者は他人に迷惑をかけていることに気づけない。だから永久に周りの人が困り続ける。

・ いつまで経っても変らないなら、本人に言うといい。職場ではもっとコミュニケーションをとった方がいい。職場の問題はほぼコミュニケーション不足だったり、コミュニケーションの行き違いが多い。

・ 困っているなら困っていることを上司やリーダーや他の人に言う。上司が変ってトラブルが起きた場合、同僚も同じように困っているわけだから同僚に相談するといい。

・ 日本人は困った状況に置かれると自分一人で悩むから余計悩みが大きくなる。余計ツラく苦しくなる。悩みがあったら他の人に相談する。

・ 人生は毎日ストレスが溜まっていく。アウトプットして吐き出せば、どんどんストレスを抜くことができる。ストレスがかかっていても、抜いていけば何も問題がない。

・ 他人のことを過剰に心配してもしょうがない。過去と他人は変えられない。本人が成長したり、変化するのを見守る。どうしても変えたい場合は本人に直接言う。

・ カチンとこない言い方や伝え方なら上司にいろいろ伝えられる。上司は部下が困っていることに気づきもしない。気づかないから直さない。気づきのヒントを部下から発しないと、いつまでも現実は変らない。

・ 過去と他人は変えられないが、自分の行動で他人が変わるための気づきやヒントを与えられる。本人が変えようと思った瞬間に変わる。

◇ 行動を他人の力で強制的に変えることはできない。気づけが変化のファーストステップ。うまく仕事が出来ない人や問題のある人には、本人に気づかせることが一番いい対処法。

■ 上司の行動を変えたい!

ℚ 私の上司は自分の意見や指示を出すとき、何度も同じことを繰り返し言ってきます。もう指示内容はわかっているし、いつもその通りにやっているのにこちらの口を挟む間もなく機関銃のようにしゃべります。黙って終わるのを待つしかなくてとても疲れます。何かいい対処法があったら教えていただきたいです。

Ā 他人の行動を変えることはほぼ不可能。過去と他人は変えられない。

・ 他人の行動や考え方や性格を変えるのは不可能ではないけれど、極めて困難。本人がそうしたいと思わないにも関わらず、変えることは不可能。なので自分が変わるしかない。

・ あなた自身が変ればいい。どういう風に変わればいいか? あなたが上司に対してムッとしたことやカッとしたときは、その人がなぜそうするのか、なぜそう言うのかをよく考える。すべての人間関係、すべてのコミュニケーションで使える技。

・ 精神科医である私(樺沢)が患者に対する対処法。患者が目の前でワーと捲し立てるとき、なぜこの人はこんな状態になっているのか? 原因は何か? 今この人はどういうことを求めているのかを考える。

・ なぜ上司は同じことを繰り返すか? それは上司が指示をだしてもその指示を守らない人が多すぎるから。大事なことだから繰り返してるはず。

・ あなたがやるべきことは、きちんと仕事にフォーカスして仕事にコミットして、指示された仕事を120%こなすこと。

・ 職場の人間関係、上司に対する不満などはあるが、そもそもあなたは職場において圧倒的に仕事をこなしているか? 上司の満足いく仕事をしているのか。同期の中で一番仕事ができているのか。自分の仕事ぶりを見直してみる。

・ 満足な仕事ができていない場合がほとんど。上司のアドバイス、指示を真摯に受け止めて一つ一つ自分のできる仕事のレベルや質を上げる。

・ 相手の立場になって考えれば落ち込んでいるん暇はない。人の会話、コミュニケーションにイラッとしたり落ち込む人は相手の立場を何一つ考えていない。自分の心が傷ついたことばかり気にする。小学校3年生ぐらいのレベルのコミュニケーション。

◇ 相手はなぜこう言うのか頭を100%回転させながら相手とコミュニケーションをとる。相手の感情を推察してそこに応える。そうすることであなたの人間関係はものすごく改善し、あなたの仕事力も猛烈にアップします。

■ 仕事がすごくできない部下の対処法

ℚ 部下が仕事ができないのでこちらが疲れてしまいます。イライラもしてしまうし、根気強く教えても同じ失敗を何回もされるとしんどいです。

Ā なぜ、同じ失敗をするのか原因を突き詰める。

・ たとえば仕事の詳細と期日を伝えて指示をだす。その直後に今言ったことを繰り返してもらう。人間は基本的に「ザル聞き」。「ザル聞き」とは聞いているようで聞いていないこと。

・ 言われたことを100%再生できる人は少ない。いるとすれば、すごく頭のいい天才。ほとんどの人はできない。だからとにかくメモをとって記録する。頭の中に入っていない仕事をやることは不可能。

・ これは記憶力ではなく、注意力の問題。メモをきちんと取らせて指示を復唱してもらう。確認する工夫を上司がやる。10人いたら8人は能力が低い人。会社は2~3割の優秀な人が全仕事の7割をやっている。7対3の法則。

◇ インプット力とアウトプット力を鍛えると仕事は大幅にアップルする。

感想

職場の上司を変えることはとても難しい。過去と他人は変えられないが、他人に気づきを与えることはできるという。気づいてもらうことで、困っていることを改善してもらう。そこにいたるまでにはコミュニケーションをとり信頼関係を築かなければならない。信頼関係を築くには上司に仕事ぶりを認めてもらう必要がある。

人と信頼関係を築くのは時間がかかる。でも信頼関係がつくれれば、ある程度のこちらの意見を聞いてもらえるようになると思う。信頼関係が築けるまでは忍耐が必要だ。

僕自身、忍耐は好きではないが忍耐することをやめてしまえば、あっという間に信頼関係や人間関係は崩れてしまう。今まで何度も経験してわかっているが、忍耐は好きになれない。

人間の悩みの9割は人間関係と言われる。どこにいっても人間関係で悩まない人はいない。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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