結果がでないとき、人のせいにしない

要約

仏教で説かれる幸せになる行い

→  精進 = 努力

→  布施 = 親切

自因自果  

→  自分のやった行いによって幸福、不幸になる

うまくいかないときの思考

→  こんなに頑張っているのに結果がでないのは〇〇のせいだ

他因自果

→  うまくいかないのはあいつのせいだ

愚痴

→  人のせいにして人を恨む、不幸の種

→  自因自果という真理がわからない心

雑毒の善

→  一生懸命善いことをしてもそこには毒という、お礼や見返りを期待する心が混じっている

人に親切したときの心構え

→  私は、誰々に、何々をした、という三つのことを忘れるようにする。これを三輪空という

感想

仏教では頑張ることは精進といって幸せの種になる。でも頑張っても結果がでないとき、あいつのせいでうまくいかないと思いがちだ。それを他因自果という。頑張っている人ほどそういう気持ちになりやすい。

僕自身、学生時代部活動を頑張っていた。試合に勝てないことばかりで、その原因はチームメイトが練習を真面目にやらないから試合に勝てないと決めつけてしまった。本来なら、僕がもっと練習のときにチームメイトに声をかけて士気を高めるようにすればよかった。みんなのやる気をだせるように工夫するべきだった。それを、何もすることなくこんなチームメイトと一緒にいるのは嫌だと思い、部活を辞めてしまった。典型的な他因自果の発想だった。

仏教で教えられる自因自果を知ると、あの時の自分は他因自果だったなということがわかる。自分がまだまだ未熟だったなと恥ずかしく思う。でも、これからだって他因自果と思いたくなる時は必ずくる。そんなとき、ちょっと立ち止まって考えてみる。他因自果から自因自果に思考を変えて、やれることをやってみようと。

仏教で教えられていることはこの世の中の真理ばかりだ。迷ったときや悩んだとき教えを思い出すことで人生の助けになること間違いなし。

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