要約
ゴータマ・シッダルタ
→ 王様の息子 太子
→ 29才のとき出城入山された
地位、財産、妻子をおいて修行の道にゆかれた
すべての人はいかに欲を満たすかばかりを考えている
出家する理由は四つあるといわれる
→ 老い
→ 病気
→ 貧困
→ 世を儚んだ人
シッダルタ太子はこれらすべてに当てはまらない
老いと病と死を前にしたらすべてのものは崩れ去る
→ シッダルタ太子は老いと病と死がきても崩れない幸せを求めて修行の道に入られた
仏教と西洋の出会いは、20世紀のもっとも有意義な出来事である (アーノルド・トインビー 20世紀最大の歴史学者の一人)
西洋科学は東洋思想の輸血を必要としている (シュレーディンガー 量子力学)
現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる宗教があるとすれば、それは仏教です (アインシュタイン)
もし私の理解が正しければ、これは私がすべての著作の中で言おうと試みたことだ (ハイデガー 20世紀最大の哲学者)
感想
老いや病や死がきても崩れない幸せを求めて修行されたのがシッダルタ太子だった。死を前にして、手に入れたものはすべて崩れてしまう。そんな人生で本当の幸せとは何かを求められた。
西洋の哲学者や物理学者が、仏教を必要としているのがとても嬉しく思った。仏教とはこれほど価値があるものなのかということを改めて知ることができた。
今こうして仏教を学ぶことができていることは、とてもありがたいことなのだ。学びたくても外国にいては学べない。言語の問題もある。正しく教えを説く善知識と会うことがない。
現代の日本に生まれたことはとても幸運なことだった。
老いや病や死がき手も崩れない幸せを求めて聴聞を続けていきたい。
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