エデンの東

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映画予告

映画監督 エリア・カザン

学校を転々とした後、グループ・シアターに加わって俳優・演出家としてスタート。映画への出演、舞台演出家を経て45年に初の長編映画「ブルックリン横町」を発表。47年には「紳士協定」でアカデミー作品賞・監督賞を受賞し、巨匠の仲間入りを果たした。一流の作家の原作をもとにした「欲望という名の電車」、「波止場」、「エデンの東」などの作品を手掛け、名声を不動のものとした。また、マーロン・ブランド、ジェームズ・ディーン、ウォーレン・ベイティなどを見出したのも彼である。しかしこうした映画界への功績も、赤狩りの風が吹き荒れた52年。それまでの姿勢を手のひらを返すように一転させて数人の友人が共産党員であることを暴露し、尚かつ”NYタイムズ紙”に自分は共産党員ではない!と、自費広告まで出して物議を醸しだした。そしてその行為は現在に至っても非難の的になり、98年のアカデミー名誉賞授賞の折りにも式場にいた半数の映画関係者が拍手もせずにぶ然とした態度でカザンを睨みつけていたのが印象的だった。76年の「ラスト・タイクーン」で映画界を引退、小説や自伝などに活動の場を移した。

感想

この映画を最初に観たのは高校生の頃だった。主人公のジェームズ・ディーンのように、父との関係がうまくいかず悩んでいたのでとても共感していた。自分に自信がなく性格が曲がっているところも、当時の僕自身と重なるところがあった。

改めて「エデンの東」を観て思うことは、主人公のジェームズ・ディーンは父から愛されたかった。しかし、父から愛してもらえなかった。ジェームズ・ディーンの性格は屈折していたが、父はそれを認める度量がなかった。父と息子がうまくいかないのはお互いに原因があった。今の僕ならそれがわかる。

映画のクライマックスでは主人公であるジェームズ・ディーンが、父の誕生日をお祝いする。そのときプレゼントを用意したのに、それを父は受け取らなかった。父と息子は完全に違うことになる。しかし、父が病気で倒れてしまい、余命も短いと告げられた時にジェームズ・ディーンと父は和解する。そこが一番感動する場面となっている。

現在の僕は父との関係は良好です。この映画を観ると昔のことを思い出しますが、それもいい思い出だと思います。そんな、時代も、あったね、と。

この映画はぜひ若者に観てもらいたいです。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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