要約
みんながみんな自分を褒めることはない。
みんながみんな自分を謗ることはない。
今日褒めて 明日悪く言う 人の口 泣くも笑うも 嘘の世の中 (一休)
愛憎違順 自分の都合のいい人 愛する
自分の都合の悪い人 憎む
人間の評価はころころ変わる
謗る者をして謗らしめよ、言う者をして言わしめよ。言うことは他のことである。受ける受けざるは我のことである。 (白隠)
やがて時の流れが 洗い出す事実は 名人の打つ太鼓のように 遠く世に響く
感想
人生で人の目を気にしてしまうことはよくある。みなに好かれること、みなに嫌われることもない。確かにそうだなと思う。
僕自身、学生時代はクラスのみんなに嫌われているかもしれないと思っていた時期がある。特に何か悪いことをしたわけではないが、一部の人とうまくいっていなかっただけでそう思いこんでいた。思春期特有の自意識過剰なときだったのでよりみんなに嫌われている気がした。
しかし、思いがけない人から優しくされたりすることもあった。それほど仲の良くない人から気にかけてもらうことがあり、その当時は不思議に思っていた。
だから、仏教で教えられる、みんなに好かれることも嫌われることもないということは真理だと思う。
僕は自己啓発書をよく読んできたが、仏教で教えられることはどの本よりも深い。
仏教で教えられることは、人生の真理をついていることばかりだなと驚かされる。
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