欲、怒り、妬み、そねみの世界で生きる意味とは

要約

A子さん 不登校 心を病む

→  クラスでの出来事 いじめ 教師 自殺 学校

私たちの住む世界  →  穢土

煩悩で汚れた世界  →  欲 怒り 妬み そねみ

自己も醜い 周囲も醜い そんな中 生きていくのは辛い  (芥川龍之介)

シッダルタ太子  王様の後継ぎ

耕転祭  農民が土に鍬を入れる → その土からミミズが出てくる → ミミズを空から小鳥がついばむ → 空に舞っていった小鳥をさらに上から鷲が小鳥を捕まえる

→  弱肉強食  人間社会も同じ

人生の目的とは?

厭離穢土  →  穢土を離れたい

欣求浄土  →  浄土に往きたい

有漏の穢身はかわらねど 心は浄土に遊ぶなり  (親鸞聖人)

煩悩によって汚れた身は変わらないけけれど、心は浄土にいっているように楽しい

→  すべての人が浄土へ往ける

感想

まともな人ほど苦しいとは、真面目に生きている人のことだ。この世の中は煩悩によって汚れた世界だという。欲や怒りや妬みの中で生きている。苦しいことや辛いことがなくなることはない。けれども楽しいことだってある。嬉しい出来事や感謝したくなるときだってある。

仏教では煩悩はなくすことができないと説かれる。つまり苦しみが軽くなるときはあっても、人生から苦しみがなくなることはない。嬉しいことや楽しいことは一時的なもので、本質的な苦しみから逃れられることはない。

この汚れた世界で生きる意味を、お釈迦さまは仏の悟りを得えられてあきらかにされた。それが阿弥陀仏の本願だという。極楽浄土へ往ける身になることが生きる目的だという。

どんなに苦しくてもなぜ生きるのか? その問いの、仏教の答えは阿弥陀仏の本願がまことだったといえる日があるから生きなければならない。仏教を聞き続けなければならないということだ。

人生の目的を説かれたのが仏教だが、それ以外にも人間関係に役に立つことや、ビジネスに通ずることも教えられている。

仏教の教えの幅広さには驚かされるし、学びがいがあると思う。これからも聴聞を続けたい。

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