人間の命の尊厳とは

要約

仏教   この世は穢土 汚い世界

トキが9羽死でしまったことがニュースになった。トキは希少性動物であるから9羽もいっきに死んでしまうと大きなニュースになる。

しかし、トキの命より人間の命の方が重い

→  人間が9人殺されたらもっと大きなニュースになる

人間の命がなぜ大事なのか?

→  人間のせいで他の動物が絶滅危惧種になっている

→  人間は動物界の独裁者

すべての動物のなかで地球に優しくないのは人間

人間の尊厳とは? 人間は醜く存在してはいけないのではないか?

いずれの行も及びがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし  (親鸞聖人)

弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人が為なりけり  (親鸞聖人)

罪悪深重・煩悩熾盛の衆生を助けんがための願にてまします  (親鸞聖人)

感想

人間は醜い。人間の尊厳とは? とても哲学的な問いである。そんなことは普段あまり考えないが、人間が醜いというのは事実であると思う。人間って存在してもいいのだろうかと疑問に思えてくる。

でも一方では、人間にはヒューマニズムというものがあることも事実であると思う。弱いものや困っているものを助けることがある。

が、それも人間の都合によってころころ変わってしまうものだからいいかげんなことかもしれない。ある動物の種類があまりにも増えすぎると駆除することになるし、逆に減りすぎると保護をするようになる。

親鸞聖人はご自分の事を、一つの善もできない身だから地獄いき間違いない身だといわれた。それは徹底して自分の心を見つめた結果だという。そんなものを救ってくださるのが阿弥陀仏の本願だといわれる。

仏教は自分の心の奥底を見つめる。心の奥底には悪性しかないと教えられる。見て見ぬふりはできない。事実は事実として受け止める。

仏教では阿弥陀仏の本願でないと人間は救われないと説かれる。

仏法は聴聞に極まる。

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