楢山節考

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映画監督 今村昌平

今村昌平は、1926年に東京都で生まれた日本の映画監督です。早稲田大学在学中に演劇活動に取り組み、戦後の闇市での生活経験などを通して、人間の欲望や社会の現実に関心を深めました。

黒澤明監督の『酔いどれ天使』に影響を受け、映画の世界へ進みます。その後、『にっぽん昆虫記』(1963年)や『赤い殺意』(1964年)などを発表し、社会のなかで生きる人々の姿や人間の本質を描き続けました。

1983年には『楢山節考』、1997年には『うなぎ』でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞。日本映画を代表する監督として、国内外で高い評価を獲得しました。

あらすじ

山深い寒村では、食料が乏しいため、70歳になった老人を楢山へ連れていくという厳しい掟が受け継がれていた。

69歳のおりんは、翌年に迫った楢山行きを覚悟しながら、息子の辰平や家族と暮らしている。しかし、家族にはさまざまな問題があり、おりんは自分が山へ向かう前に、残される家族の生活を整えようとする。

一方、母親を大切に思う辰平は、村の掟と家族への愛情の間で葛藤を抱えていた。

貧しい山村を舞台に、生きるための厳しい現実と、親子の絆が描かれていく。

感想

村の因習により、山に捨てられる老婆とその息子の心の葛藤を描いた人間ドラマが描かれている。

昔の村の生活やしきたりなどが描かれていてとてもカルチャーショックを受けた。70歳になったら山へ捨てにいくという姥捨てという習わしは一番ショッキングだった。

村の中で暮すことはとても閉塞的で狭い世界だと感じた。外部の人との交流はほとんどないので人間関係に広がりがない。それに村で起きたことはたいていみんなに知られてしまい、プライバシーなどまったくない。

しかし、そんな狭い世界だからこそ親子や家族という関係は濃密で深く結びついている。70歳になったら山に捨てに行くということが、どれほど辛く悲しいものかが伝わってくる。

本作は親子の在り方、死への向かい方などを考えるきっかけとなる映画となっています。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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