運は人柄

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はじめまして、鍋島雅治と申します。わたしの名前をはじめて聞くという人も多いかもしれません。というのも、わたしの職業は漫画原作者。漫画のキャラクターとストーリーを考えることを生業にしています。よって、みなさんが漫画を読む際に慣れ親しんだ「絵」を描くことはありません。我々が住む日本という国はこれだけ漫画大国ですから、日常のなかで漫画を読む機会は多いかもしれませんが、つくり手として記憶されるのはやはり漫画家と呼ばれる絵を描く人たちでしょう。わたしのような原作者の名前まで記憶される人は、相当な漫画好き、いわゆる漫画マニアだと推測できます。ただ、そんなわたしも、この仕事を約30年にわたって続けてきました。手がけた作品は20作以上になり、幸運にも映画化やドラマ化されたヒット作品にも恵まれました。また、さまざまなイベントや学校で講師の依頼をいただき、若い漫画家の育成に携わるようなこともしています。つまり、プロ・アマ問わず多くの漫画家の仕事ぶりと人生を、つくり手の側から目にしてきたといことです。

本書の著者 鍋島雅治 漫画原作者、作家。1963年長崎県生まれ。長崎県立佐世保商業高等学校、中央大学文学部卒業。スタジオ・シップ勤務後に漫画原作者として活躍。代表作に『築地魚河岸三代目』(小学館)、『東京地検特捜部・鬼島平八郎』(日本文芸社のち小池書院)、『火災調査官 紅蓮次郎』(日本文芸社)。

成功する漫画家に必要なのは「才能:努力:運」である。その割合は概ね「才能1:努力2:運7」ではないか。そして、その「運」とは「人柄」、すなわち「コミュニケーション・スキル」であり努力次第で高めることができる。ゆえに、運という”かたち”の見えない”もの”は、高められるのである。漫画家が成功するために必要な能力は才能だと思っていたが、そうではなく、運が一番大事だということに驚く。そしてその運とは人柄の事だという。人柄のいい人とは人間的に優れている、あるいは優しいということだと思うが、成功している漫画家にはそれらが備わっている。確かに人間的に優れていなければ、人を感動させる漫画を描くことはできないかもしれない。仏教では六度万行という六つの行いをすれば幸せになれると教えられる。布施(親切)、持戒(約束を守る)、忍辱(怒らない)、精進(努力)、禅定(反省)、智慧(身の修養に努める)この六つを行えば人間性は高めることができると教えられる。

お金に恵まれるということは、イコール運がよいというわけではありません。ましてや、人生の成功でもない。「金運」という言葉があるように、運がよければお金が入ってくることもあるし、人生や事業の成功でお金が入ってくることだってある。しかし、それは自分の運がよくなったとうことでも、幸せになったということでもない。「お金があるから幸せ」とは限らないのです。お金があれば幸せになれる、と思いがちだがお金があるから幸せとは限らないという。お金よりも大事なものとは何か。僕自身は人との繋がりが大事だと思っている。誰と縁を持つか。それによって人生はまったく変わってくると思う。縁についてこんなエピソードがある。炭素は、地球上に無尽蔵に存在し、常温・常圧の下では二束三文の炭にしかなりません。ところが、その炭素に、高い温度とものすごい圧力が加わると、地球上で最も硬く、高価なダイアモンドになるのです。縁によって驚くほど結果が変ります。

運を高めるポイントとして心がけるべき習慣に、「自分は運がいい人間だ」と思いこむことがある。松下電器(現・パナソニック)の創業者で「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助は、人を採用する際の面接で必ず「きみは運がいいか?」と尋ねたそう。そこで、「わたしは運がいいです」と答えた人間を基本的に採用していたというのです。このエピソードはとても有名で知っている人は多いだろう。誰でも運がいい人と仲良くなりたいし、不運な人は遠ざけたい。運を高めるために自分は運がいいと思いこむようにすることが大事。仏教では行いには三つあると教えられる。身業(体の行い)、口業(口の行い)、意業(心の行い)。この三つのなかで意業(心の行い)が一番大事である。体の行いや口の行いは心の指示によるものだから。心の指示がなければ、体の行いや口の行いは動かないからである。だから心で何を思うかが重要かになってくるが、運がいいと思うことで体の行いや口の行いは、とてもポジティブに、前向きなものに変わってくるだろう。

本書には、成功する漫画家にはなぜ運が必要なのかが詳しく書かれている。運とは何かについて考えさせられる。運についてもっと詳しく知りたいと思う人は、ぜひ、仏教を学ぶことをおススメする。運の良さの因果関係について深く学ぶことができるからだ。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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