親子関係は険悪になって当たり前!?

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親との険悪な関係を改善する方法

ℚ 自分の母をどう考えたら嫌いにならずにすみますか? 遠回しに何かを頼んできたり、ありがとうと言わないので大嫌いです。

Ā 親とはずっと関係が切れないからギクシャクすることが多い。距離が近くなりすぎるから少し離れたほうがうまくいく。

親と同居していたりするとずっと一緒にいることになる。

「ヤマアラシのジレンマ」という例えばなしがある。

ある冬の寒い日にヤマアラシが二匹いた。離れていると寒いので近づいて温めあおうとする。しかし、近すぎるとハリが刺さって痛い。ヤマアラシは考えて、ハリが刺さらないくらい近づくことでお互いを温めあうことにした。

これは人との距離感のことを例えている。距離が遠すぎると寂しいが近すぎるとケンカしてしまう。

程よい心理的距離が大切。

距離が近すぎると相手の悪いところばかり見えてしまう。

夫婦関係も同じ。

コロナ禍で夫がずっと家にいて仲が悪くなった人が多かった。

亭主元気で留守がいい、じゃないが夫はときどき帰ってきて食事をするくらいなら楽しい。

一日中一緒に家にいるのが、何カ月も続くとうっとおしくなる。

心理的な距離が近くなるほどいいと勘違いしている人が多い。

少し離れていたほうがよい関係が築ける。

女子高生がチャットを何時間もやることがあるが、これはものすごくよくない。

長くやるほど仲良くなると勘違いしている。

何時間もやっていると30分返信が遅れるだけで、既読無視だと言われる。

仲のいい友達なのにそんなことを言いだす。

距離が近すぎると相手への甘えや支配欲がでる。

恋愛でも同じ。

ベッタリしすぎると相手を支配しようとする。

相手が思い通りに動かないと極めて怒りっぽくなる。

人間は心理的距離が近すぎるとおかしな反応を引き起こす。

これは結婚すると必ず経験する。

独身の人も親との間にそういうことが起こることがある。

適度な距離感が重要。

親とうまくいっていないなら距離感が近すぎる可能性がある。

もっと距離をとる。

同居している人は一人暮らしを考えるのもいいかもしれない。

あまりにも距離感が近すぎるとトゲが刺さって痛い。

ラインのしすぎで友情が破壊される理由

ℚ 日中やることがなくてオープンチャットしていますが、よくモメたりします。うまく利用できません。どうしたらよいですか?

Ā LINEなどのチャットなどで、友達と連絡を多くとるほど仲良くなり人間関係が深まると思っている人が多い。これは完全な間違い。

LINEなどのチャットをやるほど人間関係は悪化していく。

最近のスマホを使っている人の研究によれば、3時間を超えてスマホを使う場合、うつや不安の状態が強まり自殺率が高まる。

3時間を超えてスマホを使うほど、感情が不安定になり怒りっぽくなる。

スマホやインターネットを使うほど幸福度が下がり不幸になる。

高校生のスマホ利用を調べると、男子はゲームをし、女子はほぼチャットをしている。

長時間のゲームは意外とメンタルはやられない。

長時間のチャットはメンタルを病む。

高校生の男子に比べて女子は、1.4倍メンタルを病む。

つまりチャットを長く使うほどメンタルが病むというデータが多くある。

心には距離感が必要で心の距離感が遠すぎると寂しいが近すぎると害になる。

人間関係がうまくいくためにはある程度の距離感が必要になる。

親との複雑な関係を解決する方法

ℚ 若者向けの本を書いているそうですが、20代で親に苦しむ人にも向いている内容ですか?

Ā はい。

ほとんどの人が親との問題を抱えている。

ある調査によると、あなたの親は毒親ですか? という質問に対して50%が「はい」と答えた。

2人に1人は親が毒親だと考えている。

基本的に親と子供が対立するのは健全です。

親のいいなりになるのは不健全。

子供の意思を尊重して自由に育てる親は珍しい。

なにがしかの葛藤や意見の相違が親との間にある。

うまくいかない親子が普通。

思春期は不安定でいい。

不安定な中で自分なりに解答を見つけるのが思春期といえる。

親とぶつかり合いながら、親や社会との距離感を定めて社会に出て生きていく。

親や教師と喧々諤々とやり合う子供時代があったほうが、メンタル的なタフさが養われる。

自分の親は、人生における矛盾と葛藤を乗り越えるべき壁となる。

親との葛藤を乗り越えることが重要。

感想

人との距離感が近すぎると、仲良くなるのではなく仲違いになってしまう。だからある程度の距離が大事だというのはよくわかる。

僕自身も距離が近すぎることで仲が悪くなった経験がある。だからあまりに近くなり過ぎたら意識して離れることにしている。

感覚としてはちょっと距離があるかなと思えるくらいがいいと思っている。そのほうが相手にたいして好感を持ち続けることができるし、距離が縮まる瞬間を楽しめることができる。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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