要約
■ 東尋坊へいき自殺をしようとしたが、子どものことが頭をよぎり思いとどまった。死ななくてよかった。死にたいと思っている人はやめてください。
・ 心理的視野狭窄とは…死にたいと思ったらそれしか考えられなくなる。他のいろいろな可能性があるはずなのに、それに気づけない状態。苦しいから死ぬしかないと思ったら、それ以外を考えられない。心の視野が狭くなってしまう。自殺を考える人はどんどん視野が狭まっていき自殺してしまう。
・ あとから振り返れば、なぜあのとき死ぬことばかり考えていたのだろうと思う。それは心理的狭窄だったから。そうなる前に休んだり、リラックスしたり、睡眠を十分にとる。

■ 死にたいときにいう言葉
・ 自殺をすると必ず悲しむ人がいる。何人の患者にも自殺されたし、友人や知人にも自殺した人が何人もいる。そのたびに他の人はものすごく悲しい思いをする。自殺をする人は自分は気にかけてくれる人が誰もいない、心配してくれる人は誰もいないというが絶対に一人はいる。自殺した人の葬式で、なぜ死ぬ前に相談してくれなかったんだという人が必ずいる。
・ 人というのはいろんな人からの愛情や助けを得ている。しかしメンタル的に調子が悪いと心理的視野狭窄に陥る。必ず誰か気にかけてくれる人はいる。
・ 死にたいと100回言ったら本当に死にたくなる。言葉にすると現実になる。私はダメな人間だというと本当にダメな人間になってしまう。私はできると思って言葉にだしているとモチベーションがあがってなんとかなる。
・ 気分が落ち込んだときに死にたいと思うことは誰にでもある。そこで死にたいとばかり言っていると本当に死んでしまう。
・ 相談すれば誰かが聞いてくれる。しかし誰にも相談しなかったら、話しを聞いてくれる人がいるのかわからない。相談する勇気が必要。
■ 視野を広げる方法ベスト3
・ 狭い視野、狭い知識、狭い情報しか持っていない場合、間違った判断や決断をしやすい。ニュートラルな感情で先入観を排除する。いろんな情報や考え方を幅広く取り入れる。
・ どうすれば視野を広められるか。
・ 第一位 読書…本には著者が自分の考えや経験・体験を書いている。著者の視座が得られる。本三冊読めば三通りの視座が得られる。本十冊読めば十通りの視座が得られる。十回分の人生をいきられるといってもいい。ただし、自分の興味、好きなジャンル、好きな作家ばかり読んでいると、視座は深まるが広がりがなくなる。読書には広がる読書と狭める読書がある。広げる読書を意識する。広げる読書とは普段読まないジャンルや作家の本を読むこと。あるいは書店員のオススメベスト10などを読んでみるのもいい。
・ 第二位 自分が会ったことのない人と会う…自分が会ったことのない人に会うことでしか聞けない話がある。そうやって話を聞くことで視野を広めることができる。家から一歩もでないでネットで情報を見ていても少しは賢くなれるが、実際に会って話を聞くほうが何倍もためになる。
・ 第三位 自分が行ったことのない場所へ行く…自分が行ったことのない場所に行くと気づきが得られる。きてみないとわからないことがある。地図だけ見ていてもわからない
■ コンフォートゾーンを広げる。コンフォートゾーンから出ないと脳はマンネリ化していく。楽しいことは起こらないし新しい発想もできない。

感想
死にたいと思ったらそれしか考えられなくなることを、心理的視野狭窄という。僕自身、心理的視野狭窄状態になったことはある。そのときは、もう死ぬしかない、としか考えられなくなる。しかし、一日経つとその状態から抜け出すことができた。なぜ、そこまで思い詰めていたのか原因ははっきりしないが、自分の人生のこれからにいい未来が描けないと思ったのかもしれない。思い詰めるときは疲れがたまっていることが多い。あのとき早まって死ななくてよかったとつくづく思う。
仏教には生きる目的が教えられている。人生が苦しくても、なぜ生きなければならないか、が説かれている。自殺してはならない理由が仏教には教えられているという。仏教を学ぶことは、どんな読書よりも視野が広がる。こんなことが教えられているのか、と驚きの連続だ。
仏教を学ぶことは、人生において必ず役に立つ教えばかりだ。宗教という偏見をとっぱらって思いっきり飛び込んでみることをおすすめする。見る前に飛べ!
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