キライな人がいなくなる方法

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書籍

著者 堀もとこ

三重県四日市市出身。1979年生まれ。超が付くほどのネガティブ思考を克服した経験をもとに、心理学をベースとした「折れないメンタルの作り方」や「言葉が変われば未来が変わる」「心のコントロール法」などを伝える人間力アップコンサルタント。小学生の頃に見たTV番組『それいけココロジー』で心理学に興味を持ち、将来は心に関わる職につくことを決意。大学では少年犯罪を中心に研究を続けるが、メンタルに不調をきたし大学院進学を諦める。2011年、東日本大震災が発生。多くを失ってもなお懸命に生きる人々から勇気をもらい、どんな状況でも負けずに前を向くのに大切なのはやはり心だと確信し、心理学の勉強を再会。2018年には日本心理学会 認定心理士の資格を取得。心理学を学び直し実践するうちに、ネガティブ思考から脱却。専門学校でのコミュニケーション学講師や、地元FM局でのパーソナリティ、国際的スピーチ大会登壇者への指導などを行い、現在は「講師」「司会者」「コンサルティング」など3つ以上のビジネスエンジンで活動中。「自ら変わる決断をすれば人は幸せになれる」をモットーに、前向きに生きようとする人に向けて、また企業等で職場の人間関係に生かせるコミュニケーション等を広く伝えている。著書『悪口を言われても気にしない人の考え方』(あさ出版)

はじめに

人をキライになるのって、つかれませんか?

言い方がキツイ人。人の話を聞かない人。やたらとマウントを取ってくる人。意地悪ばかり言う人……。そんな人に出会ってしまうと、まずその人の言動に傷つき、それだけではなく、後から湧き起こる「キライ」という感情により、その後も長く苦しみます。

「キライになれたらラクなのに」って、よく苦しい恋愛で言われる言葉だけど、キライになれても全然ラクにはなりません。

イライラしたり、モヤモヤしたり、頭の中がぐるぐるして眠れなかったり。

その言動を何度も思い出して、もうほとほと嫌になって、全部投げ出すしかなくなって、人間関係をリセットしたり、自分の気持ちにフタをして我慢したりして、自分を追い詰めてしまう。気づけば、せっかくの時間も大切な心も「キライな人」に占領されてしまい、本当に大切にしたい人や、心地よい時間に目を向けられなくなってしまう。

本書では、心理学をもとに人がキライという感情を抱く原因があきらかにされています。そしてキライとい感情を抱いたとにどうやって向き合えばいいか、がわかります。

キライという感情はなくすことはできません。なくすことはできないけど、考え方を変えることでうまく対処できるようになります。

本書を読んで僕が心に残った3つを紹介したいと思います。

脳が疲れているとキライが多くなる

脳が疲れていると、「考える脳」が機能不全を起こしてしまいます。冷静に判断する余裕がないため、短絡的で極端な結論に飛びつきがちです。「ショック! 許せない!」とか「もう絶対に仲良くしない!」など、感情的に反応しやすくなります。さらにひどい場合には、「人間関係をリセットしなければ生命の維持に関わる!」と「本能の脳」が極端な判断をしてしまうのです。

キライが増えるのは、脳が疲れているサイン。つまり、キライが多い人は、それだけストレスを抱えているということです。そのストレスが解消されると、キライの感情も自然と減っていったりするものです。

キライが増えるのは、脳が疲れているサインだという。

確かに自分自身キライという感情が起こるのは夜になることが多い。

朝にキライという感情で一杯になることは少ないように思う。

疲れているときは相手の些細な行動に腹が立つし、できていないことが目に付きやすい。

そんなときは今疲れているんだなと自分自身を客観的に見て、

休憩するか、風呂に入って寝てしまうのがいいと思う。

キライを作るのは、自分の中にある「べきねば思考」

「相手はこうあるべき」「自分はこうしなければならない」と考えることを、「べきねば思考」と言います。これはキライという感情を生む大きな要因のひとつで、これが強すぎると、自分の価値観と異なる行動をする人に対して、イライラしたり、不快感を覚えたりします。

(中略)「人は誰もが不完全」だと認めて、「自分も相手も完璧ではない」「自分だって理想通りに振舞えないことがある」と思えたら、イライラの感情は少し和らぎませんか?

自分ができているのに相手はできない。そんなときイライラするし相手のことをキライになってしまう。

でも、自分にもできないことはあるのに、相手には完璧を求めてしまう。

「人は誰もが不完全」ということは当たり前だけど、忘れてしまいがちだ。

だからよく心に留めておくことができれば、相手に対して寛容になれると思う。

人間関係がスムーズな人の共通点

【相手をジャッジしない】

人間関係がスムーズな人は、相手の欠点や短所をジャッジしません。ジャッジとは、「あの人は〇〇だからいけない」「あのようなことは〇〇だからよくない」などという、批判や批評の判断を下すことです。

(中略)相手をジャッジする行為の背景には、自分の中にある「べきねば思考」が潜んでいます。「遅刻するのはダメだ」という考え方には、「時間通りに行くべきだ」「時間は守らなければならない」という前提があるのです。この「べきねば思考」に縛られると、自分も相手もそのルールから外れることを許せなくなり、柔軟な考え方ができなくなります。

人をジャッジしない姿勢を持つと、相手の言動を受け入れる余裕が生まれます。

相手の欠点や短所をジャッジしてしまうことはよくあります。

相手をジャッジするということは、相手より自分のほうが上だという心理があると思います。

どうしても上から目線で相手を見てしまいがちです。上から目線で人と接するとうまくいかない。

だから、どれだけ謙虚な気持ちを持ち続けることができるかが大事。

簡単にできることではないけれど、常に意識していきたいです。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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