「信頼できる友達が一人もいない」の対処法
ℚ 結局信頼できる友達なんて誰一人いませんでした。最初は応援してくれたり寄り添ってくれたりしても、ずっと悩みを話しているうちにみんな離れていきます。もう誰も心からの味方なんていないんだと思い悲しいです。
Ā 信頼できる友達が一人もいなかった。逆に言えば、あなたは誰かにとって信頼される友達になっていますか?
・ あなたから見て信頼できる友達がいないのは残念なこと。じゃ、あなたは友達の話しを親身に聞いて他の人から信頼されていましたか?
・ おそらく信頼されていない。信頼関係というのはキャッチボールのようなもの。相手を信頼することによって信頼が返ってくる。もっと信頼することによってさらに信頼が返ってくる。
・ キャッチボールを繰り返さなければ人間関係は育たない。ボールを投げてもらってばかりではキャッチボールにならない。
・ 一方的に友情や愛情を求めてもうまくいかない。感情のギブや行動のギブなどしなければならない。相手から受け取ることばかりを考えている人とは付き合いたくない。
・ あなたが相手にどのようなギブを与えているのか? どのような愛情・行動・言葉がけをしたのか考えてみる。おそらくうまくバランスが取れていないはず。
・ 自分の話を聞いてほしいのなら相手の話を聞く必要がある。友情は基本的に対等な関係。してあげたことが戻ってくるし、何もしなければ戻ってこない。
・ もらうばかりの人から人はどんどん離れていく。日頃のコミュニケーションの結果が今の人間関係にあらわれている。
◇ 友達ができない人は、自分から他人にどれだけのことをやっているか? ということを改めて考えてほしい。受け取ることだけしか考えていないクレクレ星人は最も嫌われるので注意してください。

嫌われる人の特徴ベスト3
ℚ 嫌われる人の特徴ベスト3を教えてください。
ベスト① クレクレ星人
・ クレクレ星人は人にお願いをするが、何も「お返し」をしない。お願いばかりで自分は何もしない。「〇〇して」とお願いすると音信不通になる。こういう人は交流会などに必ずいる。
・ 自己啓発本では「ギバー」と「テイカー」にわけられる。「ギバー」とは人に与える人、人の為に行動できる人。「テイカー」とは受け取ることしか考えていない人。
・ 「テイカー」と付き合うとすべて吸収される。時間も精神エネルギーもお金も取られる。そういう人は悪気なくやっている。意図的に人をだますつもりはない。
・ 自分のことだけしか考えていない。迷惑をかけるのも気づいていない。そういう人とは距離を置く。
ベスト② マウンティングをする人
・ マウンティングとは自分が優れていると相手に誇示すること。相手より優位に立とうとする人。上から目線で話したり、自慢話が多い。
・ 優劣を考え相手より上に立とうとする気持ちを持って接する人。友情関係は対等なもの。マウンティングする人は相手を支配しようとする人。
ベスト③ 悪口・ネガティブが多い
・ 人の悪口を言う人はどこでも悪口を言う。悪口を言われて感謝する人はいない。
・ 悪口を言うと間接的に相手に届く。ネガティブな言葉、否定的な話や気分の落ち込むことを言うと楽しい場が壊れる。
・ 飲み会は楽しむためにきている。悪口やネガティブなことを言われると嫌な気分になる。
与える人になる方法ベスト3
ℚ 何事も他人から受け取るスタンスを変えたいです。どうすれば他人に与えられる人間になれますか?
Ā 他人に与える人、親切や気配りをする人をギバーという。無償で与える人は他人から好かれる。他人から信頼されえて感謝される。
・ 短期的に見ると他人から何かをもらうと得するように思える。しかし、結果としてその人のイメージを下げたり信頼を失うので長い目でみて損をする。テイカーからギバーにシフトしていく。それが幸せに生きる方法。
ベスト1⃣ 他人のためにできることを考える
・ 他人に与えることを寄付や募金のことだと思う人は多いが、知っていることを教えるだけでもギブだし、時間や労力を提供するのもギブになる。
・ 私は他人に与えるものはありませんと思うかもしれないが、たとえば高校生がカフェで勉強を教え合っているように、自分の得意教科を教えてあげるのはギブになる。
・ ちょっとした親切がギブになる。
ベスト2⃣ 小さな親切をしていく
・ 人にすごく役立つことやすごく感謝されることをする場合、どうしたらいいかわからなくなる。だからできるだけ小さな親切をする。
・ 家で自分が使った食器を下げる。または食器洗いをする。大きなギブよりも小さなギブを意識する。
ベスト3⃣ 記録する
・ 他人にした親切を記録する。親切日記を書くといい。一日に三回親切をする。それをその日の終わりに記録する。
・ ゲーム感覚で日頃の生活の中でギブをしていく。
・ 相手の気持ちや望んでいること、どう困っているのかを考えることでギブができるようになる。
◇ 他人にギブするといろいろなことが返ってくる。心理学で返報性の法則という。他人に何か与えると、回り回って返ってくる。結果として自分が一番得をする。あまり見返りを期待せずギブすると、忘れた頃にいいことが起こる。

感想
人と良い関係をつくりたかった相手に対して求めてばかりいてはだめで、相手に与えることができなけばいい関係にはならない。話を聞いてほしかったら、まず相手の話を聞く。一方的に話を聞いてもらってばかりいたら相手も嫌になってしまう。
仏教では与えることを布施という。幸せになる行いの筆頭に挙げられるのが布施だと教えられます。与える人は巡り巡って自分に返ってくるということをあらわした言葉が、「情けは人の為ならず」です。だから布施はたくさんしたほうがいいし、たくさんすれば自分が幸せになれるのです。
この人と仲良くなりたいな、と思ったときにまず与えることをするといい関係になれます。僕自身、与えることを意識して人と付き合うようになったら、仲の良い友達が増えていきました。
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