界隈とは?なぜ似た者同士が集まるのか【仏教でわかる人間関係の法則】

当ページのリンクには広告が含まれています。

「〇〇界隈」という言葉を、最近よく見かけませんか?

SNSや学校、職場でも、気づけば似た者同士が集まり、グループができています。

・なぜ人は同じタイプで固まるのか?

・界隈はどうやって生まれるのか?

この記事では、「界隈の意味」と「人が集まる理由」を、仏教の教からわかりやすく解説します。

目次

界隈とは何か?意味をわかりやすく解説

「界隈(かいわい)」とは、

共通の趣味・価値観・関心を持つ人たちの集まり

のことです。

たとえば、

・アイドル界隈

・アニメ界隈

・スポーツ界隈

・ビジネス界隈

など、同じ興味を持つ人同士が自然と集まることで生まれます。

これは昔から言われている「類は友を呼ぶ」と同じ現象です。

なぜ界隈は生れるのか?2つの理由

仏教では、人が集まる理由を大きく2つに分けて説明します。

①朱に交われば赤くなる(環境の影響)

仏教では、人間は「縁(えん)」によっていくらでも変わる存在だと教えられています。

つまり、

どんな人と付き合うかで、自分が変る、ということです。

たとえば、

・周りがサボる人ばかり  → 自分もやる気がなくなる

・努力する人に囲まれれる → 自分も頑張るようになる

これはまさに「朱に交われば赤くなる」です。

実際に、大谷翔平選手のようなトップレベルの環境には、向上心の高い人が集まります。

良い環境には人を成長させ

悪い環境は人を堕落させる

だからこそ、似た者同士の「界隈」が自然にできるのです。

②類は友を呼ぶ(行動が人を寄せる)

もう一つの理由は、「業(ごう)」です。

仏教では、自分の行動が、出会う人を引き寄せる、と教えられています。

たとえば、

・AIで起業したい → 勉強・発信 → 同じ志の仲間に出会う

・愚痴ばかり言う → 同じく不満だらかの人が集まる

つまり、今の人間関係は自分の行動の結果、なのです

これは仏教でいう因果の道理によるものです

あわせて読みたい
頑張っても報われないのはなぜ? 仏教でわかる運命のメカニズム 「どうして自分ばかりうまくいかないんだろう…」 「頑張っているのに結果がでない」 「運がいい人と悪い人の違いは何だろう…」 そんなふうに、運命について悩んだことは...

人間関係は自分で決まる理由(仏教の考え方)

「いい人と出会いたい」と思う人は多いですが、

実は、どんな人と出会うかは自分次第、です。

・誠実な人と付き合いたい → 自分が誠実になる

・努力家と関わりたい   → 自分が努力する

・優しい人と出会いたい  → 自分が優しくする

自分のあり方が、そのまま周りの人を決めていきます。

盤珪の教え|他人ではなく自分を変えよ

江戸時代前期の禅宗の僧侶に盤珪という人がいた。その盤珪のエピソードにこんなものがあります。

禅僧・盤珪が雲水のころである。毎夜、千住の磔柱のもとにいって座禅をしていた。ある朝、座をたち、近くの馬場の土手で休んでいると、一人の武士が、馬のけいこにやってきた。それとなく見ていると、どうやら馬のごきげんが悪く、武士の思うようにならぬらしい。どなりながら武士は、しきりに馬を責めている。それをみた盤珪。

「なんのざまだ!」と大喝した。それを耳にもかけぬふうに武士は、ますます馬に鞭をあてる。

「ええ、なんのざまだ!」二度三度の大声に、ようやくふりかえった武士は、馬から飛び下り、静かに盤珪に近づいてきた。

「貴僧は先ほどから、どうやら拙者を叱っておられるようだが、教えることあらば、承りとう存ずる」すこぶる言葉は丁寧だが、返答次第によっては、の気迫がありありとうかがえる。毅然そのとき、こう盤珪は諭した。

「馬がいうことを聞かぬといって、馬ばかりを責めるのは、いたって愚かなこと。馬にも馬の事情があるはず。馬にいうことをきかそうと思うなら、馬がいうことをきくように、しむけてやらなくてはならぬ。まず、自分を改めることが一番じゃ。おわかりかな」

謙虚で賢明な武士であったのだろう。深くうなずき一礼して退き、態度を改め、ふたたび馬上の人となった。ところがどうだろう。馬が変わったように、騎手の命ずるままになったではないか。私がこうなるのは、夫が、妻が、子供が悪いからだと、他人ばかりを責めている間は、真の平和は訪れない。まず自分を反省し、己の姿勢を正すことが肝要。己を変えれば、夫も妻も子供も、みな変わる。家庭も明転すること、うけあいだ。

江戸時代の禅僧、盤珪はこの本質をこう教えています。

言うことを聞かない馬を責める武士に対して、

「まず自分を改めよ」

と諭しました。

相手を変えようとしても、うまくいきません。

しかし、自分が変れば不思議と相手も変わっていきます。

他人を責めても現実は変わらない

自分を変えれば、周りも変わる

これが人間関係の核心です。

六度万行とは?人に恵まれる生き方

では、どうすれば良い人間関係に恵まれるでしょうか?

仏教では「六度万行」という実践が教えられています。

六つの善い行ない

・布施:人に与える

・持戒:誠実に生きる

・忍辱:怒りを耐える力

・精進:努力する

・禅定:反省する

・智慧:修養に努める

これらを実践すると、同じように善い人が自然と集まる、と説かれています。

人に恵まれない人の特徴

逆に、次のような行いをしている人間関係は悪化します。

・慳貪:欲張り(奪うことばかり考える)

・破戒:不誠実(嘘をつく)

・瞋恚:怒りっぽい

・懈怠:怠ける

・散乱:反省しない

・愚痴:人を恨む・妬む

自分の行動が、そのまま人間関係になる、ということです。

まとめ|界隈は自分で選べる

「どんな人が周りにいるか」は偶然ではありません。

環境(縁)によって人は変わる

行動(業)によって人を引き寄せる

そして結論は一つです。

自分が変れば、界隈も変わる

どんな人と出会いたいかを考え、その理想の人に自分が近づいていくことが大切です。

人間関係がうまくいかない原因はこちらでも解説しています

あわせて読みたい
人によって態度が変わる人の末路|信頼を失う原因と人生の結果 人によって態度が変わる人とは?身近によくある人間関係の悩み 「あの人、上司にはすごく丁寧なのに、自分には冷たい…」 そんなふうに感じたことはないでしょうか。 人...

最後に

「なぜか同じタイプの人ばかりと関わってしまう…」

そう感じたことはありませんか?

それは偶然ではなく、自分の行動と環境の結果です。

だからこそ、他人ではなく、自分を見直すこと。

ここからすべてが変わっていきます。

感想

自分の行い次第で自分の周りに集まってくる人がきまる。優しくて誠実な人が集まって欲しいと思うなら自分が優しくて誠実な人になればいい。相手に求めるのではなく自分がそういう人間になれるように努力する。

人に恵まれる人は「人柄」が良い人だと言われるが、「人柄」の良い人には「人柄」が良い人が集まる。だからチャンスや幸運を運んできてもらえる機会が増える。その結果、さらに「人柄」のよさが磨かれるという好循環が生まれる。

だから絶えず、自分の人間性、を磨くことに努めればおのずと周りに集まってくる人もよくなってくる。それは恋愛においてもいえることだと思う。理想の相手がいるのなら自分がその理想の相手と同じレベルになれるようにする。そうすれば理想の相手が自分に振り向いてくれることになると思いました。

動画

関連記事

あわせて読みたい
【努力しても報われない人へ】『幸せへの一歩は運のせいにしないことから』から学ぶ考え方 書籍 リンク 著者 伊藤健太郎 昭和44年、東京生まれ。 東京大学大学院修士課程修了(専攻 科学哲学)。哲学者。 著書『なぜ生きる』(共著)『男のための自分探し』『...
あわせて読みたい
『歎異抄をひらく』 善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。これは「歎異抄」三章の一節ですが、とても有名な一文です。その訳は善人でさえ、浄土へ生まれることができるのだから、...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

コメント

コメントする

目次